2024年09月17日
八潮こども防災マイスター育成プロジェクトを実施しました
8月3日、「八潮こども防災マイスター育成プロジェクト」が、多摩南野キャンパスで開催され、八潮市内の小・中学生ら24人が参加しました。埼玉県八潮市が主催する本プロジェクトは、防災の知識や救急救命の重要性について早期の段階で学び、地域防災活動の中心として活躍するとともに、有事の際に成人とともに地域の力となることを期待し防災教育の充実を図るもので、本学の防災・救急救助総合研究所が講習を担当しました。
まずはじめに島崎修次防災・救急救助総合研究所長より防災の基礎やマイスターという言葉の意味についての話があり、「本日は、普段の授業では学べないことを存分に吸収し、ご家族や友人、地域の方々に誇れる防災マイスターとなってほしい」と激励が送られました。
午前の部では、浅倉大地講師による防災講義とクイズ形式を用いた減災アクションゲームが行われ、防災についての基礎知識を深めました。その後、都城治講師と本学スポーツ医科学科の学生が主体となった心肺蘇生法のデモンストレーションが行われ、児童らは胸骨圧迫やAEDの使用方法を体験しました。
午後の部では、応急救護・搬送法について学んだ後、本学が所有する救急車への同乗体験や避難所での生活体験が行われました。
閉講式では佐藤圭一学長より「防災への関心を絶やすことなく、防災マイスターとして活躍し、地域や国を守れる人材となってほしい」とあいさつがされた後、代表の児童生徒より感想が述べられました。その後、佐藤学長より参加者一人一人に防災マイスターの認定証と帽子、防災ベストが授与され終了しました。
「八潮こども防災マイスター」は、八潮市が防災や救急救命の講習を修了した小中学生を認定する制度で、2017年3月に本学と締結した「包括的連携に関する協定」をもとに、防災教育などで協働する中で発案されました。
- あいさつを述べる島崎所長
- 浅倉講師による減災アクションゲームの様子
- 都講師とスポーツ医科学科の学生による心肺蘇生法講習
- 心肺蘇生法を体験する児童ら
- 搬送法を体験する様子
- 応急手当を体験する様子
- 救急車内を見学する様子
- 避難所体験の様子
- あいさつする佐藤学長
- 認定証授与の様子